|簡易ダクト抵抗|
概要
換気機器設計画面で追加した換気機器に対して、簡易的な計算で設計静圧を求めます。
※Ver.2.0.40 で追加された機能です。
画面の見方

表示階
表示階にて、一覧に表示する室を切り替えることが可能です。
また、表示階を「すべて」を選択した場合はすべての室が一覧に表示されます。

設計機種
設計機種にて、一覧に表示する設計機種を切り替えることが可能です。
また、設計機種を「すべて」を選択した場合はすべての設計機種が一覧に表示されます。

入力・表示列

項目詳細
機器番号
換気機器設計画面で入力した機器番号が表示されます。
変更も可能です。
設計風量
換気機器設計画面で入力した機器風量が表示されます。
換気対象室
換気機器設計画面で入力した機器が接続されている室が表示されます。
設計静圧直接入力
簡易計算は行わず設計静圧を直接入力する場合は、チェックします。
ダクト有無
抵抗計算にダクトを含める場合は、チェックします。
ダクト 直管 長さ、抵抗
直管ダクトの長さを入力します。
下の表「各種抵抗値」の直管抵抗との乗算の切り上げで抵抗を算出します。
直管ダクト抵抗[Pa] = 直管長さ[m] × 直管抵抗[Pa/m]※ … 小数第二位切り上げ
※画面下の各種抵抗値で設定します。
ダクト 局部 比率、抵抗
局部抵抗は、直管ダクト抵抗値の比率から算出します。
局部抵抗[Pa] = 直管抵抗[Pa/m] × 比率[%] ÷ 100 … 小数第二位切り上げ
換気口・部材 換気口
エアフロー画面で入力した機器ノードに接続されている換気口(ガラリ)ノードの個数が表示されます。
換気口抵抗[Pa] = 換気口数[個] × 換気口抵抗[Pa/個]※ … 小数第二位切り上げ
※画面下の各種抵抗値で設定します。
換気口・部材 部材
本ソフトのデフォルトとして「吸込口・吹出口」、「防虫網・金網」、「フード」、「ダンパー」、「ベンドキャブ」、「フィルター」の6 種類の列が表示されますので、それぞれ個数を入力します。
部材名称や部材追加は、各種抵抗値の「部材編集」画面で設定することができます。
部材抵抗[Pa] = 部材数[個] ×部材抵抗[Pa/個]※ … 小数第二位切り上げ
※画面下の各種抵抗値の「部材編集」画面で設定します。
その他抵抗
ダクトや部材以外に抵抗がある場合は、加算する抵抗値を入力します。
小計
補正前の抵抗値合計が表示されます。
小計[Pa] = 直管ダクト抵抗[Pa] + 局部抵抗[Pa] + Σ換気口抵抗[Pa] + Σ部材抵抗[Pa]
補正後
小計に補正係数を乗算した値が表示されます。
補正後[Pa] = 小計[Pa] × 補正係数※ … 小数第二位切り上げ
※画面下の各種抵抗値で設定します。
丸め
補正後の値から設計静圧を求める際に使用する丸め値を入力します。
6 種類の丸め値(1、5、10、20、50、100)から選択できますが、それ以外の値を直接入力することも可能です。
※空欄の場合は、「1」丸めになります。
設計静圧
簡易ダクト抵抗で求める機器選定時の参考となる値です。
A = 補正後[Pa]を小数第一位切り上げした整数
B = ( ( A + 丸め値 - 1 ) ÷ 丸め値 ) … 小数以下切り捨て
設計静圧[Pa] = B × 丸め値
各種抵抗値
概要
簡易計算をする場合、各種抵抗値を最初に入力する必要があります。
入力後は、「既定保存」を行うことにより、次回以降の新規案件デフォルト値として保存することができます。


上記画面は入力例です。
項目詳細
直管抵抗
直管ダクト 1m 当たりの抵抗値を入力します。
デフォルト局部抵抗比率
直管ダクト抵抗から局部抵抗を求める比率を入力します。
換気口 (ガラリ類)
ガラリ類の 1 個当たりの抵抗値を入力します。
部材 (吸込口・吹出口等)
部材の 1 個当たりの抵抗値を入力します。
部材種類は「部材編集」で登録・削除することができます。
補正係数
抵抗小計を補正する値を入力します。
デフォルトは 1.1 です。
デフォルト丸め
補正後の抵抗値を切り上げ丸めするデフォルト値を入力します。
デフォルトは 10 です。
部材編集

部材の種類と抵抗値を登録・削除など編集する「ダクトの部材編集」画面を表示します。
既定保存

次回以降の新規案件デフォルト値として保存することができます。
ダクトの部材編集

換気機器のダクト経路上にあり抵抗計算が必要な部材を編集する画面です。